ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

きっと原因があるはず

電話をするといつも「腰が痛い」「寝起きに息ができなくなる」というおじいちゃま。S病院の形成外科の検査では、どこも悪いところはないと言われたそうですが、どこか原因があるのではないかと思うようになりました。

症状

具体的にどんな症状か聞いてみると

・寝起きに呼吸ができなくなる。10分くらい時間をかけて少しずつ起きあがるそうです。
・背中中央から下にかけて、少しでも動かすと、脊髄が圧迫されるような、引っ張られるような激痛が走る。
・足の片方と、手の親指1本が、多少しびれる時がある。

毎朝、目が覚める時、このまま息が止まって死んでしまうのではないか?と怖くなるんだそうです。

今朝も、朝から電話がきて、腰の調子がすごく悪い、歩くのもままならないような状態だというおじいちゃま。ストーマの方も下痢が続いていると言います。

S病院やぶでない?

そこまで色々な症状がでているのに、どこも悪くないだなんておかしいです💦

ネットで調べると、加齢で股関節の筋肉と大腿四頭筋が弱ってしまうと、腰が曲がって、寝起きに腰に激痛が走るという情報を見つけました。その場合、マッサージは逆効果で、湿布も効果がなく、ストレッチをして筋肉を柔らかくするのが一番効果があるとのこと。

部屋に引きこもりがちの今のおじいちゃまの生活では、難しい内容でしたが、ひとつの情報として伝えることにしました。引きこもってばかりでは、ますます筋肉が落ちて、寝たきりになるのが早くなりそうな気がしたからです。

ご近所さん情報

合わせてYちゃんにも連絡して、どこか良い病院がないか調べてもらうことにしました。

しばらくするとYちゃんから連絡があり、S病院は良くも悪くも普通。元々、おじいちゃんがかかっている外科や形成外科ではなく、産婦人科が主である事などが分かりました。

そしてご近所さん情報で、T病院に形成外科で腕の良い医者がいるという話を聞きました。なんでも他の病院で見つけられなかった病気を発見してもらったとか、あっちからもこっちからもT病院のM先生が良いよーという話がでてきました。

T病院に行ってみよう!

おじいちゃまに早速電話をして、T病院の話をしました。T病院は、S病院よりも近い場所にあります。バスに乗っている時間も半分以下です。

おじいちゃまは、次回の検査で、もういちどS病院で検査してもらうと言っていましたが、「どこも悪くない」と言う病院で何度検査しても意味ないよ、セカンドオピニオン受けてみよーと説得して、なんとかT病院へ行く事を了承してもらいました。

ただそんなに酷い状態で病院に行けるのか心配だったので、M先生が当直の日を調べて、今度の月曜日に一緒にいく事にしました。いざとなったらタクシーを拾ってでも連れて行こうと思っていました。

なんとか原因を見つけたい一心でした。