ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

風邪

なんだかんだと忙しくて、おじちゃまにしばらく電話ができていませんでした。

いつもは午後か夜に電話するのですが、今日は朝の9時に電話してみました。

午前に電話した事はないので、びっくりしながら嬉しそうにするおじいちゃま。木曜の今日は、ヘルパーさんが来る日です。何時頃くるのー?と尋ねると、だいたい10時から10時20分くらいの間に来ると言っていました。

風邪の時が多い

電話口で、鼻水をずるずるーコホコホ。2、3日前から風邪なんだそうです。

電話をかけると結構な比率で、風邪の日が多いです。今回は、前に買った風邪薬がまだあるみたいですが、風邪薬がない時もあって、そんな時は、週2回来るヘルパーさんを待って買って来てもらうそうです。ストーマの調子が(下痢で)調子が悪い日と重なると、とても辛いと言っていました。

好き好んでなったわけじゃない

以前、独り言のように、まさかこんな人生になるとは思っていなかった・・・と、おじいちゃまが言っていました。

そばに誰かいれば・・・

高齢者の一人暮らしは、行政の支えだけでは行き届かないことが多いように見えます。でも、そんな人生を選んだのはあなたでしょ、なんて自己責任論を言われてしまうと、心が萎縮してしまって、わずかに残された人生さえ、楽しんではいけないと思い込んでしまいそうです。仲良くなったばかりの頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃまも、そんな風に思い込んでいたように見えました。

今日は、ヘルパーさんが到着するまでの間、申し込んだ都営住宅の話(日曜にYちゃんと周辺をみてきました)とか、網戸ついてないかもーとか(ついてない事も多いみたいです)そんな話をしました。

はやく当選しないと、引越してもすぐにあの世に逝っちゃうよーなんて冗談めかして言った、おじいちゃまの最後の言葉が耳に残りました。どうか今年中に、都営住宅が当選しますように🍀