ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

電気が点かない

おじいちゃまが住んでいるアパートは、とても古いアパートです。大家は、アパートの近くに住んでいて、立ち話をするくらいの関係だそうです。

私はまだ部屋に行った事がないので、電話で説明を受けただけですが、部屋の蛍光灯が切れて点かないというのです。腰が曲がったおじいちゃまは、電気を交換するのも一苦労です。棚の中身を出して、こたつの上に横に倒して、その上にのって、なんとか切れてた電灯のカバーを外したそうですが、電気が点かない理由がよくわからなくて、長い間、薄暗い部屋で暮らしていると言うのです。

どうしてそうなるの?

大家に話をして修理して欲しいとお願いしても、私も腰が痛いからとか、電気屋に頼んでもいいけど2万円くらい掛かるとか、そんなことばかり言って、修理してくれないんだそうです。

賃貸物件は、賃貸契約をする時の契約書の中に、設備が故障した場合の費用を貸主・借主どちらが負担するか書いてあります。一般的には、消耗品である電球は借主負担で、備え付けの設備は貸主負担です。

おじいちゃまの話を聞いていると、人が良いおじいちゃまに乗じて、みなが都合が良く振る舞っているような印象がしてなりません。大家にしても、どういった状態の住人が住んでいて困っているか、知っている人間がとる態度でしょうか💢

おじいちゃまには、そんな危ない足場で転んでしまったら大変だから、修理しに行くからと話をしました。早く修理してあげたい、そう思うのが人情ってものなのではないでしょうか?