ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

捨てていない物

おじいちゃまは「都営が当たって引っ越す時は、ほとんど捨てていいし、持って行く物は少ないから楽だよー」なんて言っていたけれど、粗大ごみに出した分とYちゃんと一緒に片付けたごみの量を考えると、すぐに引っ越せるというレベルではありませんでした😔

あの狭い部屋に、よくまあそれだけの量が入っていたもんだとは思うのですが、まだまだ使わない物が残っているようです😥


床に敷いていた3枚のうち、一番上の敷物は捨ててなくて、畳んで取っているそうです。確か、キルティングの敷物でした🧐

長年敷きっぱなしにしていた物なので、相当汚れていると思うのですが、そんなに汚れてないとかなんとかいうので、おじいちゃまの汚れていない基準は相当甘そうです😰取って置くなら、洗ってから仕舞った方がいいよとは言ったのですが、あんまり乗り気ではない様子でした⤵️

「使うところはないけれど、使うかもしれないから」とも言っていました😥物が多い人がよく使う言葉です😑

テントがある?!

開かずの間だったクローゼットの中には、まだごちゃごちゃ物があるそうで「一杯あるから、来た時に片付けて欲しい❤️」と言っていました💦

冬の布団(羽毛布団かどうか尋ねましたが違うといっていました)が2つ、それにテントがあるというので驚きました😳

テントって「一人用?二人用?」と尋ねると「二人用かな」なんていうので、あの狭いクローゼットにどうやって入れてるんだろうと考えながら話を聞いていたら「魚釣りをしていた頃に使っていた物」だとか「2つあったけど、1つは友達にあげた」とか言うので、余計に訳がわからなくなってしまいましたが「もしかして寝袋の事じゃないの?」というと「そうかもしれない」とかなんとか💦

テントではなく寝袋のことでした😰

寝袋を取っておいたとして、今の体で魚釣りができるとは思えないし、寝袋で寝れるとも思えません🤔

おじいちゃまに「使う?」と尋ねると、しばらく考えてから「もう魚釣りはできないし、要らない😤」と、投げやりで少し未練があるような返事をしていました。

おじいちゃまが友達と言ったその人は、以前、同じアパートの下の階に住んでいた人だそうです。アパートに来る前は「上野の山とか川でテント生活をしていた人」だと言っていました。

”上野の山”が何なのか分からなかったので、おじいちゃまに尋ねてみたのですが、スルーされました😑ネットで調べたら「上野公園」の事だと書いてありました🌳

つまり路上生活をするのに寝袋は便利なので、欲しいと言われて、あげたという意味でした。アパートを出て行って、また路上生活に戻ってしまったのかな・・・引っ越してからのその先は分からないみたいです🌃

続きます・・・。