ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

応募する都営住宅決定

Yちゃんとも相談した結果、やはり3つのうちのどれかかなーという事で、おじいちゃまの意見を聞いてみる事にしました。

選定した3つの物件について

3つとも全て事故物件です。
2番は、私の家から歩いて30分、Yちゃんちから歩いて50分。最寄り駅から徒歩25分。
5番は、私の家から歩いて20分、Yちゃんちから歩いて50分。最寄り駅から徒歩30分
6番は、私の家から歩いて25分、Yちゃんちから歩いて50分。最寄り駅から徒歩35分。
という感じ。ふたりとも自転車を使うので、実際は何かあっても、すぐ駆けつけられるくらいの距離です。

おじいちゃまがメモしているというので、gmapをみながら、それぞれの物件について、スーパーまで○分、セブンイレブンまで○分、ローソンまで○分、コインランドリーまで○分、スーパーまで○分、カフェまで○分・・・と、生活環境について説明しました。

正直なところ、いずれも駅から遠いし、周辺環境も似たり寄ったり。ただ、過去の倍率も合わせて推測すると、人気があるのは、5番>6番>2番かなという風に感じました。

何度もいうよ〜♪

おじいちゃまには、一通り説明したはずなんだけど、話が終わって「(私の家には)2番が一番近いんだよね」と言われた時には、かなり脱力してしまいました😰なんとなく、どれを選んでもヘルパーさんも来るわけだし(少なくとも引越した後は、88才のヘルパーなんて事態にはならないだろうし)生活に不自由はしなさそうという事だけは理解してくれたようですが、どの物件が、私の家に一番近いかまでは、何度話しても、理解してなかったみたいです⤵️

最終的に選んだのは?

2番になりました。

自殺物件です。

決め手は「猫に会える方がいいー」という、それだけ。実は、2番の物件の近くに地域猫がいっぱいいる穴場があるのです。それを教えたところ、猫好きのおじいちゃまは、今と同じように散歩がてら「ちゅーる」をあげたい⤴️という欲望に駆り立てられたようでした

それと、私的にも、どうしても今回は、1桁台の応募の中で抽選に参加したかったので、2番だと踏みました。地名的にもあまり有名でないし、築年数も古いし、更に駅から遠くて、自殺物件となれば、倍率は低いと予想しました!残りのおじいちゃまの人生を考えると、今度こそは、なんとしても!快適な住環境に移動して欲しいと思ったのです⤴️

ぶっちゃけ

大抵の人は、事故物件なんて嫌だし、先立つものがあれば避けた方が無難だとは思います。幽霊でたら嫌だし⤵️でもぶちゃけ、都営住宅なんて築年数が古いものがほとんどだし、前の前の住人、そのまた前の住人と、どんどん遡っていけば、事故物件じゃなかった物件の方が少ない気もするのです。要は、気の持ちよう!死んだ人間よりも、生きてる人間の方が、なんぼですよ🤨