ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

最後の約束

S区に通うボランティアが終わる日が近づいてきました。

私たちの事を、毎日見守ってくれたおじいちゃま。

Yちゃんと相談して、最後の日、おじいちゃまと一緒に3人でお茶をすることにしました。

いつものように窓から顔をだして手を振ってくるおじいちゃまに「あさって時間あるー?」と尋ねると「あるよー」と返事をしてくれました⭕️

とても大変なボランティアだったけれど、おじいちゃまの存在があったから、2年という長い月日を乗り越えられた、そんな気もするのです。

おじいちゃまだけには、最後の日に、毎日なにをしに来ていたのか打ち明けることにしました。