ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

猫が好きなおじいちゃま

おじいちゃまが住んでるアパートの近くには、地域猫がいます。

散歩をした帰り、おじいちゃまは、少しだけ遠回りして裏路地を通って猫に会いにいきます。いつもズボンのポケットに「ちゅーる」を入れて、猫にあげるのを楽しみにしています。
本当は、猫を飼いたいけれど、いまのアパートはペット不可だし、自分はもう高齢だから飼うことはできないと言っていました。

悪魔のささやき

おじいちゃまが、何度も応募している都営住宅では、飼ってはいけないけれど、犬や猫を飼ってる人をみかけるので、おじいちゃまに「都営とかだと飼ってる人いるよー」という話をしてみました😈

すると「もし猫を飼ってるのが見つかってしまったら、もうどこにも行くところがなくなるから、そうだとしても飼わない❌」と、ハッキリと言っていました。高齢者だからって甘えるのではなく、ちゃんとルールを守ろうとする姿勢に、おじいちゃま偉い⤴️と、少し感動しました。

地域猫とは

不妊手術をして繁殖できなくした野良猫のことをいいます。手術済みだとわかるように、オスは右耳、メスは左耳の先を切ってあります。発情しなくなるので、マーキングも減るし、煩い発情期の声がなくなります。