ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

いなり寿司

おじいちゃまと電話をはじめてから、いなり寿司を作ったと聞く日が何度もありました。

どうしても食べたくなる日があるんだけど、ヘルパーさんに買ってきてもらう物は美味しくないから、自分で手作りするんだそうです。すし酢は、ちらし寿司の素みたいな市販品をつかっているようなことをいっていました。

10個作って、作った当日に5個食べて、翌日に残りの5個を食べているみたいです。10個ってことは、5枚入りのお揚げを買ってきて、半分に切って作って10個なんだと思います。いなり寿司用のお揚げではなくて、普通のお揚げで作るいなり寿司には、ご飯がいっぱい入るので、結構な量を食べているような気がするのですが、それだけしか食べていないんじゃないかと、食事の偏りが気になります。

もしかしてストーマの下痢の日が多いというのも、食事の偏りが一因ではないかとも思うのです。料理をするのが好きだというおじいちゃまなので、まだ自分で料理ができるうちに、都営住宅が当選したらいいなと思っています🍀