ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

老人クラブ

今日は、Yちゃんが私の家に遊びにきたので、一緒にいる時におじいちゃまに電話をしました。

胃が痛いからと行った病院の診断は、急性胃腸炎。痛み止めを飲むのを控えるようにいわれたそうですが、控えると強直性脊椎骨増殖症の痛みが増すので考えものです。T病院で痛み止めの相談をするように促しましたが、腰が重いおじいちゃまが次に病院へ行く日は、当分先のことになりそうです。

今日の電話は、10分くらい。おじいちゃまも気を使ってか、ふたりで楽しんでねーと早めに電話を切ってくれました。

いくつから老人クラブ

今は老人クラブではなくて、高齢者クラブっていうのかな。老人会なんて言葉もあったような気がしますが、厚生労働省が発表した住民基本台帳に基づく100歳以上の高齢者が、2018年9月15日時点で、6万9785人という結果をみると、いったい何歳から老人という扱いになるのか分からなくなりました😥

80歳のおじいちゃまが「年寄りしかいないから嫌だ」といって、高齢者クラブとかに行きたがらないのは、本当におじいちゃまより年上の人たちばかりいるからなのかもしれません。

近所にある高齢者クラブ

おじいちゃまのアパートのすぐそばに、高齢者クラブがあるそうです。何度か誘われたけれど断ったといっていました。ガラス張りの建物なので、中の様子が丸見えらしいです。行けば1杯無料でコーヒーが飲めるので、高齢者の溜まり場になっているんだとか。おじいちゃまが杖をつきながら前を通ると、中からみんなが軽く会釈してくれるそうですが、中には入らないと頑なにいっていました。

麻雀が好きだったというおじいちゃまに、麻雀クラブもあるから行ってみたら?と勧めてみましたが、高齢者しかいないところは嫌だといいます。私も麻雀の役なら作れるし、若手のメンバーになっちゃうけれど、周りで何人か麻雀できる人がいるから、そのメンバーならやってみる?ときくと、若いメンバーとならやってもいいといいます。

もしかして、おじいちゃまって、同世代とどうのこうのっていうよりも、若い子たちと過ごしたいって、そういうことなのかしら🤨

トライしてみようよ

応募した都営住宅がもし当選したら、歩いていける範囲の中だけでも、高齢者サークルが10個くらいあります。100人規模のサークルです。

おじいちゃまに、とりあえず初回お試しみたいな感じでいくつか行ってみない?と誘ってみるも、やっぱりあまり乗り気ではありません。そんなおじいちゃまに「行ってみたら素敵な人いるかもよ?」とか「行かなきゃ出会いもないまま終わっちゃうよ」と、素敵な女性がいるかも作戦を展開してみたら、ちょっとだけ乗り気になってきたようでした💓

まだおじいちゃまの好みの女性を聞いていないので、どんな人が理想のタイプなのかは分かりませんが、未来の出会いに夢を馳せることが、おじいちゃまの生きる力になってくれたら嬉しいです☺️