ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

老々結婚

おじいちゃまがよく行くコーヒーチェーン店は、近所の高齢者たちが集まって、井戸端会議所のように使われています。おじいちゃま曰く、病気の話ばかりで、あんまり面白くないそうです。そんな中、おせっかい婆さんみたいな人もいるようで、結婚をすすめてくるといいます。

老々援助

ひとり者のおじいちゃま、世話好きのお婆ちゃんが、将来の事を考えて、良い人を見つけて結婚しなさいといってくるそうです。たとえ結婚しなくても、同棲すれば家賃も半分ずつでよくなるし、持ち家の婆さんを見つけて転がりこめば、家賃すらいらなくなるじゃないということみたいです。

ストーマだということも、限られた人にしか話してなくて、バツ2のおじいちゃまは、乗り気ではありません。老老介護という言葉をよく耳にするようになりましたが、生活が苦しい者どうし寄り添ったとしても、一緒に暮らせば口うるさいことも言われるだろうし、今更変えられない生活習慣というものもあるだろうし、自分が介護してもらうつもりで一緒になったとしても、自分が介護しなければならなくなるかもしれません。一時の楽を求めたばかりに、今より大変な苦労を背負うことにもなりかねません。

振られた

実はおじいちゃま、紹介したい人がいると言われたことがあるそうです。相手も同じくらいの年齢の人で、かなり強く一度でいいから会いなさいといわれていたみたいです。でも返事を先延ばしにしていたら、相手の人は、別の相手を見つけたようで、おじいちゃま曰く、自分は振られたんだーなんて言っていました。

後妻業

最近は、高齢者の男性を狙った後妻業なんてものもあります。おじいちゃまは貯金もないし心配ないなんて考えてしまいがちですが、保険金を掛けて殺されちゃうなんてこともあるかもしれません。積極的に誘ってくる女の人には裏があるかもしれません。おじいちゃまには、それで良かったのかもしれないよと、後妻業の怖さについて話しました。

でも、もし自然と一緒にいたいと思う人ができたら、それは素敵なことですよね☺️