ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

恋愛模様

昨日の電話で「この前の電話で、変なこといっちゃった⤵️」というおじいちゃま。なんのことか全く見当がつかなくて「なにも変なことなかったよ」というと、ストーマの自分が、恋愛だの見合いだのという話をしたことについて、そんな自分を愛してくれる人なんていないのにと、思いっきり卑下していました😔

御近所さん事情

私からみて、おじいちゃまは、話し上手だし、誰とでも仲良くなれそうな性格で、人懐っこそうな顔をしているので、同じ年代の人たちの集まりに参加したら、もてる方なんじゃないかなーと思います。現に、おじいちゃまのことを気に掛けてくれる御近所さんも多い気がします。

そんな御近所さんの一人に、81歳になるお婆ちゃんがいます。10年くらい前に旦那様を癌で亡くして、ひとりで暮らしている人です。おじいちゃまと違って子供達は独立はしているものの、良好な関係です。おじいちゃまが、ストーマだということも知っていて、自宅に呼んで食事をご馳走してくれたり、背中に湿布を貼ってくれたり、取れたボタンを付けてくれたり、女房みたいに世話を焼いてくれるんだそうです。近所の公園に、手作りのお弁当付きで、お花見に誘ってくれたこともあるそうです。

だけど、おじいちゃまは、いまいちそういう行為が好きじゃなかったみたいで、ご飯を食べにおいでといわれても、アパートまで持って来てくれたら食べるからといって行かなかったり、服の直しも、頼みには行くものの、物だけ置いて帰ったり、少しずつ距離をとるようにしたようです。おじいちゃま曰く、近所の人たちの目もあるし、変な関係じゃないかとすぐに疑われるからとかなんとかいっていましたが、とどのつまり好みじゃなかったってことなんだろうと思います🆖

それでもお婆ちゃんの方は、都営住宅の申し込みが始まると、申込書を朝一番で取りに行って持って来てくれたり、気にかけてくれているので、お婆ちゃんに下心があったとしても、それはそれで有難いことだと思います。

おじいちゃまの好み

おじいちゃまは、ストーマの自分が恋愛なんてといいますが、何歳になっても、どんなハンディキャップがあっても、人を愛することに制限なんてないと思います。おじいちゃまにも、ハンデがあっても、恋愛して結婚する人もいるし、全部ひっくるめて愛してくれる人もいると思うよといいました。

でもそれは、取った年の分だけ、良い年の取り方をしている人の場合で、何歳になっても、自己中心的だったり、欲にまみれていたり、他人を思いやる心が育っていない人もいるので、おじいちゃまにも、素敵な年の取り方をした人と出会えたらいいねーなんて話をしました。

失念していましたが、おじいちゃまの好みってどんな人なんだろう。

話をしていると、同じ年代の人とは付き合いたくない感じだし、私やYちゃんに声を掛けてきていた頃、手を振りながら「独身かなー」なんて考えていたみたいです。独身だったら口説いてたのー?と尋ねると、うふふーなんて返事をしていました😑ついさっきまで落ち込んでいたのに、まいっか⭕️