ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

生活保護のおじいちゃん(続編)

年金生活で慎ましく暮らしているおじいちゃまに、毎月お金を借りに来る生活保護のおじいちゃん。あれからどうなったのか尋ねてみました。

以前は、3000円くらいの貸借だったのが、最近では金額が増えて5000円くらいの貸借になっているそうです。おまけにカードを無くしたとか嘘を言うようになったので、そういった嘘が嫌いなおじいちゃまは、貸すのをキッパリ止めたそうです。

いつも行くカフェの店員さんも心配して「貸してないよね?」と、おじいちゃまに確認してくるそうです。想像していた通り、いろんな人からお金を借りているということでした。それにしても、いったい何に使っているのか不思議だったので、おじいちゃまに聞いてみました。

生活保護のおじいちゃんは、エアコンがない部屋に住んでいて、夏は暑く、冬は寒いので、一日の大半をカフェで過ごしているんだそうです。カフェに行けば当然注文しなければなりません。一日中いるとなると、そこそこの金額になります。食事もカフェで済ませて、家ではインスタントラーメンを食べるくらいなんだそうです。ギャンブルは一切していないそうですが、自炊もせずカフェで毎日食事となると、お金が尽きてしまうのは目に見えています。

加えて、資格貧乏みたいです😥

元々、ショベルの免許を持っていて、以前はショベル系の仕事をしていたそうですが、今は無職。まったく雇ってもらえなくなったので、危険物や電気関係の資格を取ろうと、毎回受験しているそうなのですが、まったく受からず⤵️テキスト代や受験料も結構な金額になると思います。

お金がなくなると、カフェにも行けなくなるので、月末近くになって姿を見かけなくなったら、お金を借りにくるんじゃないかと、周囲の人達に警戒されているそうです。生活保護のおじいちゃんが、お金を借りている理由は、計画性がないことが問題のようでした。