ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

洋食は嫌い

お昼の3時、珍しくおじいちゃまから着信がありました。折り返し電話をしてみると、お願いがあるんだけどーというおじいちゃま😳

なんだろう?今度こそ借金の申し込み?!なんて思いながら、次の言葉を待っていると、私が住む駅まで遊びに来たいという話でした。いつも遊びにいくよといっても、あれこれ理由をつけて断るおじいちゃまなのに、いったいどうしたことなんでしょう?

おじいちゃまのアパートから私が住む駅までは、1時間くらい掛かります。おじいちゃまの足だと1時間半くらい掛かると思います。何回か電車を乗り換える必要もあるので、乗り換え方法についても詳しく説明しました。

元気満々

また風邪をひいて、ここ3日ぐらい腰の痛みが酷いというおじいちゃまですが、遊びにくる気満々で、駅周辺の施設や食べるところなどを色々質問してきました。

ちょうどランチにハンバーガーを食べにいったところだったので、おじいちゃまにハンバーガーは好き?と尋ねると、なんでも好きだといいます。おじいちゃまが好きなラーメン屋もいっぱいあるし、ちゃんぽんもあるよという話をすると、ちゃんぽんを食べに行きたいみたいでした。でも、洋食は嫌いだといいます。ハンバーガーも洋食なんじゃないかなーと思うのですが、よくよく話を聞いてみると、フォークとナイフで食べるフランス料理が嫌いということでした。どうやら料理が嫌いというよりも、フォークとナイフが使えないから、そういうところでは食べたくないという風な感じでした。

もう少し暖かくなったら、行けそうな日の前日に連絡するからというおじいちゃま。年金の支給日がきて、5年目の検診が終わった頃にという話でした。

もうすぐ5年目の検査

大腸癌の手術をして、もうすぐ5年になります。

信用できないS病院から別の病院へ変えた方がいいんじゃないかと思うのですが、主治医からの「5年目の検査が終わるまでは変えないで欲しい」という言葉に負けて、来月中旬に検査を受けるそうです。

ストーマの穴から内視鏡を入れて検査するのが、とても痛いそうで、先日の電話の時も、受けたくないとゴネていたのですが、病院から催促の電話が来て、しぶしぶ予約を入れたみたいでした。だけど、5年目の検査が終わったら、二度と検査は受けない!と断言していました😥

4年目の検査の時は、そのまま入院になってポリープを2個取ったんだそうです。幸い、悪性ではなかったそうですが、小さなポリープがあと3つくらい残っているといっていました。

急に入院することになって、パジャマや下着やら何も用意してなかったので、身の回りの物は全て、病院で買ったりレンタルしたんだそうです。今回は、入院のことは何も言われなかったから、入院はないと思うんだーなんていうおじいちゃまに、病院がいい忘れているだけなような気もするから、パジャマはレンタルすることにして、下着くらいだったら大した荷物にもならないんだし、持っていったら?というと、そうするーと返事がかえってきました⭕️

なんとなくですが、今日の電話は、受けたくない検査が終わった時に、楽しいことをしよう♪というおじいちゃまなりの、自分自身への鼓舞だったような気がしています🍔