ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

パンツの穴

大腸癌の検査の日が近づいてきています。検査で悪いところが見つかって、何もしないで帰すなんてことはないわけだし、お泊まりセットを用意していった方がいいよと勧めているのですが、いまだに入院はないはずだとゴネています😰

電気ポットの3000円もすぐに払えない状態のおじいちゃま。検査の後の方がお金の都合がし易いというので、どれくらい費用が掛かるのか尋ねてみると、検査だけで1万円ちょっと、そのまま2日入院すると、4万円くらい掛かるといいます。前回は、ポリープを2つ追加で取って検査に回したそうなので、どういう処置をするかにもよるとは思うのですが、全く貯金ができていない状態での入院は大変そうです。それにしても、そんな金銭状況で都営住宅が当選したとして、本当に引越しできるのでしょうか?とても心配です🤔

前開きパンツと前閉じパンツ

おじいちゃまが突然、パンツの穴について話し出しました。

穴があるところに穴がないというのですが、男物の下着のことなんて分からないし、ちゃんとしたお店で買ったのに、騙されたのかなと何度もいうので、電話をしながらネットで調べてみると、男物の下着には、前開きタイプと前閉じタイプがあるというのが分かりました。

外出した時に履いていって、トイレに行った時、はじめて穴がない事に気がついたんだそうです。穴っぽい模様はあるのに穴がないし、女物の下着を買ってしまったのかと、トイレでひとりアワアワしたそうですが、おじいちゃまが穴が穴がというので、あまりに可笑しくて、ふたりで大笑いしてしまいました。

私も、男物の下着には、穴はあるものだと思い込んでいたのですが、デザインが良かったり、穴を作らなくて良い分フィットするし、個室で座って用を足す人が増えたりで、前閉じパンツを履く人が増えているみたいです。おじいちゃまにも、そういうことみたいよと伝えると、薄手で履きやすそうに見えたから2枚セットで買ったのに、穴がないんじゃ使えないとガッカリしていました。

確かに「男のモノ」が中央にまとまるように出来ていて、収まりが良く快適だったそうなのですが、ズボンを下ろしてトイレをするとか、穴から出さないなんて信じられないと、評価はイマイチでした⤵️