ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

介護の審査

しもやけの経過がどうなったか気になって電話をしてみると、痒くはないんだけれど、紫色になったというおじいちゃま。腫れもひいてきているし、マッサージも続けているとはいうのですが、目で見て確認したわけではないので、なんとなくまだ心配です😟

針で刺して血を出すという治療方法について調べたことを伝えて、感染症になったら大変だから止めるようにいうと「もうしないー♪」といっていました。なんとなく自分でも、一時的に治った気になってるだけだと感じていたみたいです。

介護の審査

来週、介護の検査があるというおじいちゃま。年1回、健康状態の確認があって、ヘルパーを継続するかどうかの審査があるそうです。年々悪くなるだけなので、継続もなにも、寧ろ追加して欲しいくらいなのですが、おじいちゃま自身も何の審査なのか良くわかっていなくて、それ以上の話は聞けませんでした。

少し前には、役所の方からも審査の人が来たといっていました。10個くらい検査項目があって、ひとつひとつ読みながら確認されるんだそうです。例えば「階段は手すりを使わずにのぼれますか?」とか「住所をいってください」とか。今までは、ほとんど⭕️がついていたけれど、今回はほとんど❌だったので、担当の人が「なんで急に悪くなったんだろう?」と首を傾げていたんだとか。

それは、私が正直に申告するように伝えたからです😑

今まで、おじいちゃまは、⭕️が多い方が良いと思って、できない事を、できるといって申告していました⤵️おじいちゃまから「できないけど、できるっていってるの♪」という話を聞いた時は、どうして?と頭がグルグルしてしまいました。腰が曲がって、杖なしでは歩けないおじいちゃまが、手すりなしで階段をのぼれるわけないのに、審査の人も、そのまま信用していたというので吃驚です。

「お役所は、生かさず殺さずくらいの対応しかしてくれない😡」と不満を口にしながらも、できないことをできると申告するという矛盾それでは助けてもらえるものも、助けてもらえません。以前「年を取ったことに心がついてこない」といっていた、おじいちゃまのプライドが嘘の申告をしていた理由なのかもしれませんが、とりあえず今回は正直に申告してくれているみたいなので良かったです☺️

障害者手帳の4級を持っているおじいちゃま。週1回、1時間だけのヘルパー訪問では、買い物もちょっとした物しか頼めないし、私から見たら、料理なども追加して欲しいくらいなのですが、おじいちゃまがいうには、料理や洗濯は、また別の申請をして、別の人に来てもらわないといけないんだそうです。