ひとりぼっちのおじいちゃま

後期高齢者で身寄りがなくて一人暮らしをしている、おじいちゃんとの交流を綴ったボランティア日記です。

後期高齢者のおじいちゃまと知り合って、身寄りがない高齢者の生活が、どんなに大変か身近に感じるようになりました。出会った頃、孤独死を覚悟していたおじいちゃま。残り少ない人生なのは分かっているけれど、残り少ない人生だからこそ、少しでも楽に、日々の暮らしに楽しさを見出してもらえるよう、手助けできたらいいなと思い交流を始めました。尚、交流記作成にあたって、おじいちゃまの個人的な情報を記載しておりますが、記載の許可は、おじいちゃまにいただいています。

騙されてる?!(8/5の後半戦)

都営住宅の応募用紙を書き終わるか終わらないかというところで、おじいちゃまが「おかしいんだよ、おかしいんだよ💢」と連呼しはじめました。いったい何がおかしいのか尋ねてみると、ベッドの転落防止の柵の話でした🙄

私には、3個追加で持ってきてもらったと言ってたのに、実際は、1個持ってきてもらっていただけでした😑

何がおかしいの?

ベッドのレンタル業者に電話をして、転落防止の柵がいくらか尋ねた時には

1本なら300円
2本なら500円

と言われたのに、柵のレンタル契約書が届いて中身を見たら、今まで毎月1500円取られていたのが、9月から1800円になると書いてあるというのです。

何もおかしなところはないけれど😳?

おじいちゃまは、息巻きながら「いつまで取るつもりなんだ❗️」と喋り続けています。「おかしいだろ❗️」と連呼しています。業者にも電話をしたみたいで、業者からは「ずっとです。」と言われたらしく、さらに「いつまで取るつもりなんだってんだよな😤」と、得意げに怒っていました😥

本当に何を言っているのか意味が分からなかったので・・・

「えと、今までいくら取られていたの?」→「1500円」

「それで、柵が300円なんだよね?」→「うん」

「じゃ、1500円に300円足すと、1800円だよね。何もおかしいところはないじゃん。」

というと「はっ❓❗️」みたいな反応がありました😳

「レンタルってそういう意味なの❓」というのです😱

おじいちゃまは、300円を1回だけ払えば借りられると思っていたようです。

それから次は「たかだか鉄の棒みたいなのに、毎月300円も取るのか❗️」と言い出して、「年間3600円にもなるじゃないか❗️」と怒りはじめました😑そんな価値はないというのです😥

買うか?借りるか?

おじいちゃまの部屋にある電動ベッドを詳しくみたわけではないので、どの程度のクオリティのベッドなのか分かりませんが、ニトリで電動ベッドを見てみたら、折りたたみができて、背中と足が動くタイプで4万くらいでした。おじいちゃまのベッドは背中しか動きません。

そう考えると買った方が安いのかなとも思うけれど、4万円とかいう、まとまったお金がないわけだし、いつ入院してもおかしくないような状態では、レンタルのままで良い気もするし、微妙です🤔

腰が曲がっているので、できれば足が上がるタイプのベッドの方が良いのですが、それにすると更に「月々の値段が高くなるのか❗️」とプリプリし始めました😥

うしろ、うしろ?

「じゃあ、柵を返す?元の場所にベッドを戻すか、左に寄せたらいいんじゃない?」というと、そこからまた意味が分からない話を始めました⤵️「うしろ、うしろ」というのです😳うしろってなに?

参考→おじいちゃまの部屋の間取り

いままであったベッドの位置から90度動かしたので、壁側で落ちる心配がなかった方の柵が必要となりました。私はてっきり、ベッドに寝たままテレビを見られるように、お隣さん側に頭を持ってきて寝ているのかと思っていたのですが、違いました😥

隣がうるさい

隣の爺さんのイビキがうるさいから、隣側に足を向けて寝ているというのです😳

お隣さんは、夜の警備の仕事か何かをしているようで、夜中の2時頃に帰宅してシャワーを浴びるそうです。その音でも目が覚めるそうなのですが、お酒を飲んで寝るらしく、イビキがすごいとか、独り言とか痰を切る音がうるさいというのです💦

だから、隣側に頭を向けたくない❗️と😑

耳栓とかしてみたら?と提案すると、今はラジオのイヤホンを片耳にしたまま、ラジオを聴きながら寝ていると言っていました。「それに耳栓はいっぱい持っている❗️変な感じがするからしたくない。」と言っていました😑

ガサガサゴソゴソ

「だったら左側に寄せてみる?」というと、「左側は斜めになっているからベッドがまっすぐに置けない❗️」とかなんとか言い出して、メジャーを出して測定を始めたり、「ベッドの契約書がないない❗️キャンセルするとお金が取られる❗️」とか言い出して、先日の掃除の時に捨てたかもしれないとか、ガサガサゴソゴソ😥

契約書は見つかったのですが、キャンセル料を取られると書いてあるとかなんとか・・・いくら取られるのか聞いてみても、よくわからず😥死んで不要になるという場合もあるのですから、解約できないなんて事はないと思うのですが・・・

何年くらい契約しているか尋ねてみたら、「3年か、5年か・・・?」とか言って、今度は通帳を探し出したり(通帳を見て、27年から契約していると言っていました)、受話器の先から聞こえてくるエンドレスのガサガサゴソゴソ😰

柵を返品したいと思ったおじいちゃまの頭の中には、もうそれしかなくなって、ベッドの位置をまた元に戻すと言い出しました💦

ちょっとストップ!

つい先日、心臓が止まりかけたというのにベッドを動かすというので「死にたいの❗️天国いっちゃうよ❗️」というと、やっと止まりました😰

でもその次は、あっちの棚をどうしたいとか、こっちの棚がどうのこうのと、配置についての話が堂々巡りで始まりました。

私とYちゃんが訪問した後から、部屋の中は、かなり変わっているはずです。何が残っていて、どんな配置になっているのか、私ももう分かりません。なのにおじいちゃまは、私に千里眼でもあるかのように、細かいことを言うのです😔

そして棚を買うとまで言い出しました⤵️

あんなに、Yちゃんが、自由に組み立てできる棚を用意してくれていて、次に行く時に持って行くと伝えていたにもかかわらずです⤵️

「棚が足りない」ともいうので、「天井まで届くくらいの棚が、いくつも作れるくらい、いっぱい持って行くから足りないなんて事はないよ。」というと、やっと棚の事から離れてくれました😔

それから次は、私達が行く時に、全てを完了させたいと思ったようで、あれもこれもと要求してきました😔

次回の私達の目的は、Yちゃんが棚を持って行くのと、私が炊飯器と掃除機を持って行くことです。ヤニまみれの壁などの掃除もしたいとは思っていますが、暑い中、自転車で行って、半日でできる事は限られています💦下手すると私達の方が先に死んでしまいます😭

おじいちゃまに「まずは粗大ごみがなくなって、それから棚とか掃除機を入れて、あと何回かに分けてからでないと全部は無理だよ。」「Yちゃんにも伝えておくから。」と、3回くらい言ったら、やっと落ち着きました😔

最後に

そしてふと思い出したかのように「あ、長電話してていいの?切って切ってー」というので、またモヤモヤしてしまいました😔暇なわけないじゃん。

電話を切った後に思ったのですが、毎月取られている1500円も、家のローンと同じような感覚で払い続けていて、レンタルという意味を理解してなかったなんてことは・・・ないよね😰